2017年1月19日木曜日

現代都市政策研究会2017年1月例会案内


テーマ「保育園建設を通じて考える子育て支援の今とこれから

講師 大石田久宗会員(社会福祉法人三鷹市社会福祉事業団理事)



 
日本が構造的に抱えている少子高齢化問題に立ち向かう一つの課題として、「子育て支援」がある。子育て支援策として、どのように社会で働く女性を支え、より良い子育て環境や仕組みを作っていくかが問われている。都市研でもこの間、学童保育や子ども食堂などをテーマに子育て支援に関係する例会を重ねてきた。

 その中でも「保育園落ちた。日本死ね」の匿名のブログの書き込みがセンセイショナルをよんだ「待機児童の解消」の一環としての保育園整備が、各自治体で取り組まなければならない喫緊の課題となっている。

 今回は、土地の確保や建物の建設、運営の見通し、さらには保育士の確保など様々な問題に苦しみながらも見通しを見出し、実際に保育園を建設してきた大石田会員のよりリアルな経験から、現場で起こっている保育園建設や保育園の運営を通じて、子育て支援の今とこれからについて考えたい。(文責 室地隆彦)





.日時 2017年(平成29年)1月22日()午後2時から午後4時30分


.場所 三鷹駅前コミュニティ・センター4階会議室(2)

現代都市政策研究会2017年1月例会案内


テーマ「保育園建設を通じて考える子育て支援の今とこれから

講師 大石田久宗会員(社会福祉法人三鷹市社会福祉事業団理事)



 
日本が構造的に抱えている少子高齢化問題に立ち向かう一つの課題として、「子育て支援」がある。子育て支援策として、どのように社会で働く女性を支え、より良い子育て環境や仕組みを作っていくかが問われている。都市研でもこの間、学童保育や子ども食堂などをテーマに子育て支援に関係する例会を重ねてきた。

 その中でも「保育園落ちた。日本死ね」の匿名のブログの書き込みがセンセイショナルをよんだ「待機児童の解消」の一環としての保育園整備が、各自治体で取り組まなければならない喫緊の課題となっている。

 今回は、土地の確保や建物の建設、運営の見通し、さらには保育士の確保など様々な問題に苦しみながらも見通しを見出し、実際に保育園を建設してきた大石田会員のよりリアルな経験から、現場で起こっている保育園建設や保育園の運営を通じて、子育て支援の今とこれからについて考えたい。(文責 室地隆彦)





.日時 2017年(平成29年)1月22日()午後2時から午後4時30分


.場所 三鷹駅前コミュニティ・センター4階会議室(2)

現代都市政策研究会2016年12月例会感想


知らないことづくしのマイナンバー制度


                                 I.   T.  


2015年度後半から表面化したマイナンバーの問題。以前から大変なことになりそうだという予感はしていましたが、私の勤務先自治体の担当部署の混乱ぶりは、すぐ間近で見ていても予想を上回るもので、余りに気の毒でした。全職員向けのマイナンバー制度説明会を聞いても、制度の中身については分かったようで実は分からない感じがしていました。

そのような中で聞いた今回の話。和内さんの話は私にとっては目から鱗が落ちるようなものでした。マイナンバー制度のそもそもの出発点が歳入庁構想にあったことや、政権交代で利便性とセキュリティの視点が加えられたことなど(理念の無理)、冒頭から知らない話が続きました。そして法律面での無理・技術面での無理という話では、担当窓口現場で起こっている様々なトラブル・想定外の膨大な業務量といった事象が紐解かれていくような感じでした。更には、個人情報についてもビックデータの活用を視野に入れるためマイナンバー法と個人情報保護法が一体で改正されたとの話まで出ました。最後まで知らないことづくしでした。

また、懇親会の時にも感じたのですが、今回のような大がかりな法整備・事業をするにあたって、事前の制度設計段階で、国は自治体と十分な議論を尽くしたのかどうか、実際はあまり議論をしないまま制度が走り出したのでは、と疑問を持ちました。例えば「市町村は住民に個人番号を通知しなければならない」ということ一つとってみても、例えば通知の方法、やむを得ず住民票と別の場所に住んでいる人への対応(DV関係や住所不定者、施設入所者等)、通知上の氏名の文字と住民票の氏名の文字との整合性、通知に使うデータのセキュリティ、など、少し考えるだけで多くの課題・問題が出てきます。全体的な多くの課題・問題に対してしっかり議論していけば、それなりの準備期間は必要だったと思います(実際は自治体側で課題や問題を洗い出して対応していた様です)。
今後もマイナンバー制度は様々なことに活用されそうですが、まずは各自がマイナンバー制度についての理解をしていく必要があると思いました。

現代都市政策研究会2016年12月例会感想


知らないことづくしのマイナンバー制度


                                 I.   T.  


2015年度後半から表面化したマイナンバーの問題。以前から大変なことになりそうだという予感はしていましたが、私の勤務先自治体の担当部署の混乱ぶりは、すぐ間近で見ていても予想を上回るもので、余りに気の毒でした。全職員向けのマイナンバー制度説明会を聞いても、制度の中身については分かったようで実は分からない感じがしていました。

そのような中で聞いた今回の話。和内さんの話は私にとっては目から鱗が落ちるようなものでした。マイナンバー制度のそもそもの出発点が歳入庁構想にあったことや、政権交代で利便性とセキュリティの視点が加えられたことなど(理念の無理)、冒頭から知らない話が続きました。そして法律面での無理・技術面での無理という話では、担当窓口現場で起こっている様々なトラブル・想定外の膨大な業務量といった事象が紐解かれていくような感じでした。更には、個人情報についてもビックデータの活用を視野に入れるためマイナンバー法と個人情報保護法が一体で改正されたとの話まで出ました。最後まで知らないことづくしでした。

また、懇親会の時にも感じたのですが、今回のような大がかりな法整備・事業をするにあたって、事前の制度設計段階で、国は自治体と十分な議論を尽くしたのかどうか、実際はあまり議論をしないまま制度が走り出したのでは、と疑問を持ちました。例えば「市町村は住民に個人番号を通知しなければならない」ということ一つとってみても、例えば通知の方法、やむを得ず住民票と別の場所に住んでいる人への対応(DV関係や住所不定者、施設入所者等)、通知上の氏名の文字と住民票の氏名の文字との整合性、通知に使うデータのセキュリティ、など、少し考えるだけで多くの課題・問題が出てきます。全体的な多くの課題・問題に対してしっかり議論していけば、それなりの準備期間は必要だったと思います(実際は自治体側で課題や問題を洗い出して対応していた様です)。
今後もマイナンバー制度は様々なことに活用されそうですが、まずは各自がマイナンバー制度についての理解をしていく必要があると思いました。

現代都市政策研究会2016年11月例会感想


「変わりゆく多様性のまち 渋谷駅~代官山駅を歩く」に参加して


K.   S.   


今回は渋谷コンシェルジュの皆さんの案内により、渋谷駅周辺の開発から西郷山公園をとおり賑わう代官山駅の最近の状況を見ることが出来ました。

渋谷コンシェルは渋谷区の区制75周年事業として国学院大学とコラボし行われた渋谷のまちの歴史講座に参加者の有志により6年ぐらい前より活動を行い、30人ほどの会員がいるとのこと。

 今回の集合場所はヒカリエ11階でした。きっと駅近くの大規模商業施設だからすぐたどり着けると思い油断しました。駅周辺で大規模な工事がいくつか行われており、中々たどり着けませんでした。ようやくヒカリエにたどり着くもエレベーターが中々わからず、完全なお上りさんとなりました。

ヒカリエから渋谷駅ビルの工事を上から眺めることとなった。並行して銀座線の付け替え工事も行われており、大変工事現場とこれから開発により大きく変わる様子が見受けられた。今でさえ地下通路が迷路のようで私はまた迷いそうです。井の頭線渋谷駅には岡本太郎氏の大壁画が飾られていました。どうやら原爆が投下された後の様子がモチーフのようですが。

次に東急プラザ跡もとおり、第1種再開発事業として工事が行われていました。首都高下をわたり、桜ヶ丘に入るとスラロームになった一車線の道路がありました。元々は二車線でしたが地域の要望で下り坂で走る車両の速度を抑制させようとしたとのこと。その後、西郷隆盛の弟が住んでいた辺りに造られた西郷山公園を見学しました。

TSUTAYAが運営する大人向けの店舗代官山Tサイトを横目で眺めつつ、旧朝倉家住宅に向かい観覧しました。庭園が崖線という地形を取り入れたということで二階からの眺めは遮るものもなく、明治時代は羨望が良かったのかとおもいました。元々は米穀商を営んでいたということで多くの人が出入りしたのか数多くの部屋がありました。

震災復興で建てられた同潤会アパート跡地の開発は通路に掲示された当時の写真だけがモダンな様相を表していました。

そして最後に東横線地下化にともない生まれた地上部がウッドロードとなり、いくつかの店舗が並んでいました。その入り口にあるのがクラフトビールを現地製造販売しているレストランでした。渋谷コンシェルジュの方と懇親会をし、6種類の利きビールをし、一度に多くの味を確かめました。

今回の渋谷町歩きで印象的だったのは駅前の大規模開発でした。ハチ公口の人の流れと異なる全く別の渋谷が生まれるのだという気配です。また、代官山はまた違うダイナミックさを感じました。渋谷より小回りが効くのか、新しそうな洒落た店舗がどんどん新たな流行を発信しているようでした。また、行きたくなるようなところです。渋谷コンシェルジュの方々には今回本当にお世話になりました。


現代都市政策研究会2016年11月例会感想


「変わりゆく多様性のまち 渋谷駅~代官山駅を歩く」に参加して


K.   S.   


今回は渋谷コンシェルジュの皆さんの案内により、渋谷駅周辺の開発から西郷山公園をとおり賑わう代官山駅の最近の状況を見ることが出来ました。

渋谷コンシェルは渋谷区の区制75周年事業として国学院大学とコラボし行われた渋谷のまちの歴史講座に参加者の有志により6年ぐらい前より活動を行い、30人ほどの会員がいるとのこと。

 今回の集合場所はヒカリエ11階でした。きっと駅近くの大規模商業施設だからすぐたどり着けると思い油断しました。駅周辺で大規模な工事がいくつか行われており、中々たどり着けませんでした。ようやくヒカリエにたどり着くもエレベーターが中々わからず、完全なお上りさんとなりました。

ヒカリエから渋谷駅ビルの工事を上から眺めることとなった。並行して銀座線の付け替え工事も行われており、大変工事現場とこれから開発により大きく変わる様子が見受けられた。今でさえ地下通路が迷路のようで私はまた迷いそうです。井の頭線渋谷駅には岡本太郎氏の大壁画が飾られていました。どうやら原爆が投下された後の様子がモチーフのようですが。

次に東急プラザ跡もとおり、第1種再開発事業として工事が行われていました。首都高下をわたり、桜ヶ丘に入るとスラロームになった一車線の道路がありました。元々は二車線でしたが地域の要望で下り坂で走る車両の速度を抑制させようとしたとのこと。その後、西郷隆盛の弟が住んでいた辺りに造られた西郷山公園を見学しました。

TSUTAYAが運営する大人向けの店舗代官山Tサイトを横目で眺めつつ、旧朝倉家住宅に向かい観覧しました。庭園が崖線という地形を取り入れたということで二階からの眺めは遮るものもなく、明治時代は羨望が良かったのかとおもいました。元々は米穀商を営んでいたということで多くの人が出入りしたのか数多くの部屋がありました。

震災復興で建てられた同潤会アパート跡地の開発は通路に掲示された当時の写真だけがモダンな様相を表していました。

そして最後に東横線地下化にともない生まれた地上部がウッドロードとなり、いくつかの店舗が並んでいました。その入り口にあるのがクラフトビールを現地製造販売しているレストランでした。渋谷コンシェルジュの方と懇親会をし、6種類の利きビールをし、一度に多くの味を確かめました。

今回の渋谷町歩きで印象的だったのは駅前の大規模開発でした。ハチ公口の人の流れと異なる全く別の渋谷が生まれるのだという気配です。また、代官山はまた違うダイナミックさを感じました。渋谷より小回りが効くのか、新しそうな洒落た店舗がどんどん新たな流行を発信しているようでした。また、行きたくなるようなところです。渋谷コンシェルジュの方々には今回本当にお世話になりました。