2016年7月24日日曜日

現代都市政策研究会2016年7月例会案内


現代都市政策研究会2016年7月例会 

テーマ「女性の権利擁護を考える~婦人保護施設から見えてくる現状と課題~」
講師 横田千代子氏(婦人保護施設いずみ寮施設長)

婦人保護施設は、売春防止法第36条により都道府県や社会福祉法人などが設置している施設で、もともとは売春を行うおそれのある女子を収容保護する施設でした。しかし現在では、家庭環境の破綻や生活困窮など、様々な事情により社会生活を営むうえで困難な問題を抱えている女性も保護の対象としています。また、2001年(平成13年)4月に成立した配偶者暴力防止法により、婦人保護施設が配偶者からの暴力の被害者の保護を行うことができることが明確化されました。

 横田さんは、長い間、婦人保護施設長、そして全国婦人保護施設等連絡協議会会長も務められ、(仮称)女性自立支援法の制定に向けた取り組みも行っています。

今回は、あまり知られていない婦人保護施設の現場から見えてくる現状、入所理由「居所なし」の背景にある生活困難、暴力被害(特に性暴力)を受けてきた女性たちの生きづらさ、そして現行法(売春防止法)の限界と女性自立支援法へ向けた取り組みなど今後の展望も含め女性の権利擁護や地域・自治体で何ができるかなどについて考えてみたいと思います。(文責 室地隆彦)

 1.日時 2016年(平成28年)7月31日(日) 午後2時~午後4時30分

 2.場所  三鷹市市民協働センター 1階ミーティングルーム

 (住所)三鷹市下連雀41723  三鷹駅南口から徒歩15分ぐらいのところにあります。

いつも開催される三鷹駅前コミュニティーセンターとは場所が違いますので、お間違いないようにして下さい。(三鷹駅前コミセンは、当日、都知事選挙の投票所になっています)

横田千代子プロフィール
1984年(昭和59年)婦人保護施設「いずみ寮」に指導員として就職。1999年(平成11年)施設長に就任。現在、婦人保護施設「いずみ寮」施設長。 2005年(平成17年)全国婦人保護施設等連絡協議会会長 現在に至る。
<取り組んでいること>
○全国婦人保護施設等連絡協議会 「売春防止法改正実現でプロジェクトチーム」にて売春防止法の改正、新法(女性自立支援法=仮称)の立ち上げに取り組んでいる。
○「女性や子どもへの性暴力根絶」――法制定に向けての活動
全国女性シェルターネットと共に活動し、“性暴力禁止法をつくろう”ネットワークを立ち上げている。性暴力被害者支援センターの設立を願っている。
○2009年8月「ポルノ被害と性暴力を考える会」を仲間と共に立ち上げる。
ポルノ被害(映像・書籍・AV被害など)を社会問題として取り上げ、未然防止への活動にも取り組んでいる



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