2018年7月28日土曜日

現代都市政策研究会2018年7月例会案内


テーマ「ごみ屋敷対策を考える~政策法務と実践の両論から~」

講師  出石 稔氏(関東学院法学部教授)



ごみ屋敷は、社会的孤立の象徴とも言われています。そんなごみ屋敷が最近増えています。

伺ってみると、ごみ屋敷の住人には、高齢で体力が弱ったり、身体や精神、知的に障害があったりする人もいます。また親しい家族を亡くした喪失感から心の時計が止まってしまい、片付けができなくなる人もいます。単に「汚いから片づけなさい」だけでは済まない複合的な課題を抱えている方が多くいます。

「制度の狭間」の問題として地域で生きづらさを感じている方々を地域住民とともにどのように解決していくことができるか、地域福祉の大きな課題でもあります。

自治体によっては、コミュニティーソーシャルワーカー(CSW)を配置し、ごみ屋敷問題をはじめ様々な課題に取り組んでいるところもあります。

都市研7月例会では、横浜市と横須賀市のごみ屋敷対策審議会の会長・委員長を務めている出石 稔氏に政策法務と実践の両論からごみ屋敷対策についてお話を伺います。

(文責 室地)



1.日時 2018年(平成30年)7月29日()午後2時~午後430



2.場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室()

現代都市政策研究会2018年7月例会案内


テーマ「ごみ屋敷対策を考える~政策法務と実践の両論から~」

講師  出石 稔氏(関東学院法学部教授)



ごみ屋敷は、社会的孤立の象徴とも言われています。そんなごみ屋敷が最近増えています。

伺ってみると、ごみ屋敷の住人には、高齢で体力が弱ったり、身体や精神、知的に障害があったりする人もいます。また親しい家族を亡くした喪失感から心の時計が止まってしまい、片付けができなくなる人もいます。単に「汚いから片づけなさい」だけでは済まない複合的な課題を抱えている方が多くいます。

「制度の狭間」の問題として地域で生きづらさを感じている方々を地域住民とともにどのように解決していくことができるか、地域福祉の大きな課題でもあります。

自治体によっては、コミュニティーソーシャルワーカー(CSW)を配置し、ごみ屋敷問題をはじめ様々な課題に取り組んでいるところもあります。

都市研7月例会では、横浜市と横須賀市のごみ屋敷対策審議会の会長・委員長を務めている出石 稔氏に政策法務と実践の両論からごみ屋敷対策についてお話を伺います。

(文責 室地)



1.日時 2018年(平成30年)7月29日()午後2時~午後430



2.場所 三鷹駅前コミュニティーセンター4階会議室()

現代都市政策研究会2018年6月例会感想


ランダムサンプリング

M.  O. 



  都市研6月例会のテーマはランダムサンプリング。三鷹発の新しい市民参加の手法として実験的に導入されたものだ。三鷹JCの吉田さんが大規模ワークショップの計画つくりの次の一手として行政に話をもちかけ、当時の市長、副市長がその話にのったのだ。

  三鷹の市民参加の手法はコミュニティカルテ、まちづくりプラン、まちづくり懇談会、まちづくり市民会議と大規模ワークショップと続いたが、問題の本質は市民の要望を受け止められたのかという点にある。市民参加を制度として機能させるため、目新しさと「市民はすばらしい」という幻想を用意したのではないか。あるいは実は行政の名誉作りだったのかも知れない。

  結果としては、「こどもの安全」のような大きなテーマで差しさわりのない協議を年に1回実施しており、熟議とは程遠い状況が続いている。多層な市民参加の手法の一つとして、多くの自治体がトライし、工夫をしてほしい手法ではあるが大切なことはそれを生かす行政の姿勢だ。

  長野先生は自治体学会編集部会で一緒に学会誌作成を手がけていた好人物で若くてこれからの学者だ。是非この手法をほんものの市民参加として全国に広め、サイレントマジョリティも参加する行政へと改善を進めてほしい。

  市民はすばらしいのではない。市民は主人公であり、評価すべき対象ではないことは付言しておきたい。特定の地域の市民がすばらしいのではないからだ。

現代都市政策研究会2018年6月例会感想


ランダムサンプリング

M.  O. 



  都市研6月例会のテーマはランダムサンプリング。三鷹発の新しい市民参加の手法として実験的に導入されたものだ。三鷹JCの吉田さんが大規模ワークショップの計画つくりの次の一手として行政に話をもちかけ、当時の市長、副市長がその話にのったのだ。

  三鷹の市民参加の手法はコミュニティカルテ、まちづくりプラン、まちづくり懇談会、まちづくり市民会議と大規模ワークショップと続いたが、問題の本質は市民の要望を受け止められたのかという点にある。市民参加を制度として機能させるため、目新しさと「市民はすばらしい」という幻想を用意したのではないか。あるいは実は行政の名誉作りだったのかも知れない。

  結果としては、「こどもの安全」のような大きなテーマで差しさわりのない協議を年に1回実施しており、熟議とは程遠い状況が続いている。多層な市民参加の手法の一つとして、多くの自治体がトライし、工夫をしてほしい手法ではあるが大切なことはそれを生かす行政の姿勢だ。

  長野先生は自治体学会編集部会で一緒に学会誌作成を手がけていた好人物で若くてこれからの学者だ。是非この手法をほんものの市民参加として全国に広め、サイレントマジョリティも参加する行政へと改善を進めてほしい。

  市民はすばらしいのではない。市民は主人公であり、評価すべき対象ではないことは付言しておきたい。特定の地域の市民がすばらしいのではないからだ。