テーマ「合意形成の意義と限界~大規模開発を事例として~」
講師 礒崎初仁氏(中央大学法学部教授)
国や自治体の計画づくりや事業実施に至る過程の中で「合意形成」という言葉が一つのキーワードになっている。しかし、合意形成にあたっては、そもそも合意形成とは何か、誰に対して、どのような方法で、いつ、どこまで行えば「合意形成」を果たしたと言えるのかは、それぞれの現場において暗中模索が繰り返されているのが現状と言える。
特に、大規模事業においては、悩ましいところであり、現場を経験している職員の中には、その限界すら感じざるを得ない時もあるのではないか。
そのような問題認識のもと、現代都市政策研究会では、過去、2010年に『大規模開発と合意形成』をテーマにソウル市内で行われた清渓川の復元事業について、研究者、事業者、住民団体の3者からヒヤリング調査も実施している。
今回の例会では、礒崎初仁先生(中央大学法学部教授)をお呼びし、昨年『自治研究』(平成28年7月号・8月号)に発表された論文、「大規模開発と合意形成」をもとにお話を伺い、改めて「合意形成」とは何か、いつ、どこまで行えば「合意形成を果たした」と言えるのか、特に大規模開発を事例に「合意形成」の意義と限界について皆さんで考えてみたい。(文責 室地隆彦)
1.日時 2017年(平成29年)9月24日(日)午後2時~午後4時30分
2.場所 三鷹駅前コミュニティセンター4階中会議室(2)
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