2019年1月20日日曜日

現代都市政策研究会2018年12月例会感想


「エネルギー問題の現状と課題~なぜ、地域からガソリンスタンドが消えていくのか~」”を聞いて



K.    S.
 JXTGエネルギー勤務の平田泰之さんから上記テーマについて話をしていただいた。話の要点は、①過疎地においてガソリンスタンドが消滅している背景は何か、②ガソリンスタンドの消滅が地域社会に及ぼす影響は何か、③ガソリンスタンドの消滅に対し当該地域においてはどのような対策を講じているか等である。

 ガソリンスタンドの消滅は大都市地域に生活する人達には実感を伴わないことかもしれない。しかし、過疎地出身の私としては、このような事例は幾つも耳にしており決して他人事とは思っておらず、切実さを感じている。

事業者の立場からすれば、ガソリンスタンドの経営は営利事業として行われおり、利益が出なければ撤退するのは当然のことである。このため当該地域においては、地域住民の生活を維持するため、地域が主体となって対策を講じていくことが何よりも重要である。「地域の諸問題・課題は地域の人達が汗をかいて対処する」。これは自治の原点とも言え、こうした認識を欠くならば地域の無為無策を示すものである。地域社会の力量が問われる課題と言っても決して過言ではない。

地域からのガソリンスタンドの消滅は、過疎地が直面する現状の一つの側面であり、全てではない。過疎地が直面する現状と課題を理解しておくことは、当研究会としても意義あることと思われる。機会をとらえて過疎地を訪ね、地元の人達と意見交換を行ってみてはいかがでしょうか。

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