2019年6月10日月曜日

現代都市政策研究会2019年5月例会感想


「自治体職員かくいきる~自治体活性化研究会の活動を振り返って~」を聞いて

                                           K.    S.

今回は当会会員の大石田氏が所属する自治体活性化研究会編著の「自治体職員かくいきる」の書籍紹介がなされました。書籍の概要はすでに室地代表がされているので私が感じたことを三点述べます。

 一つ目は、執筆者の数が18名もいることに驚きました。周年誌として団体内部や関係者だけに配布するために振り返りの記事を掲載するのであればどちらの方向に向いて書いても問題はないと思いますが、一般向けに販売を想定している中でこれだけの陣容の内容をまとめるのはさぞかし編集者の方は苦労されたのかと思いました。

 二つ目は、この書籍を制作するのに3年程の時間を要したことを大石田会員から伺ったことです。編集に時間を要しただけでなく途中問題が生じ1年間余分に掛かったとのことですが、最後まで粘り強く制作されたのは編集者の方の意欲の表れかと感心しました。

 三つ目は内容についてですが、第一部は「自治体職員は何を目指し、どう業務を実践するか」をテーマに自治体職員の業務のあり方が示されています。18の各節のテーマがそれぞれ興味深く思われました。市民参加での職員の立ち位置として、ワークショップを実施する場合はファシリテーターに委ねてメモを取るような仕事ではなく、住民との中に入り喧々諤々することが仕事なのだと講師からの話を受け止めました。第二部は「私の生き方―自治体職員への伝言」、第三部は「私が期待する自治体職員の生き方」となっていますが、執筆者は元職員が多く現役の職員に向けた叱咤激励になるのかと思います。

 今回このような書籍紹介での機会ですが自治体活性化研究会の活動に少しだけでも触れることが出来て大いに自主研究会活動の参考にさせていただくとともに改めて自身にとっても業務の実践について刺激をいただき感謝します。

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